ドキュメンタリー映画と「気づく力」の関係性 : ケア専門基礎教育における試み

長谷川 美貴子

ドキュメンタリー映画と「気づく力」の関係性 : ケア専門基礎教育における試み利用統計を見る

File / Name	License
tandaikenkyukiyo_058_015_030.pdf
tandaikenkyukiyo_058_015_030.pdf (832.19KB) [ 618 downloads ]

タイトル(英)	Relationship between documentary film and awareness : Attempt at Basic Care Education
アイテムタイプ	[ELS]紀要論文 / Departmental Bulletin Paper
言語	日本語
キーワード	気づく力, ケア, ケア専門基礎教育, ドキュメンタリー映画
雑誌書誌ID	AA12752621
論文名よみ	ドキュメンタリーエイガト｢キズクチカラ｣ノカンケイセイ : ケアセンモンキソキョウイクニオケルココロミ
著者	長谷川美貴子 / ハセガワミキコ
著者（英）	Mikiko Hasegawa
著者所属(日)	淑徳大学短期大学部健康福祉学科
記事種別(日)	論文
抄録(日)	看護師や介護福祉士が行っているケア実践においては、相手の状態や気持ち、そのできごとの意味に「気づく力」が必要である。ケア専門基礎教育における実習場面で学生は他者との対面圧力によって過度に緊張してしまい、気づく力の高次化には到り難い。そのため、「気づく力」を高める取り組みとして、学内講義の中でドキュメンタリー映画の視聴が効果的ではないかと考える。ドキュメンタリー映画（観察映画、記録映画）が教材として適している特徴としては、①現実世界が複雑なまま映し出されている、②学生は観察する行為に集中できる、③映像には監督の視点が含まれているため、観察の幅が広がるなどがある。さらに、学生のレポート記述の内容分析によって以下のことが明確になった。1）複雑で両義的な状況に気づくことができる、2）登場人物の感覚を自分の身体を通して気づくことができる、3）登場人物への認識が変化し感情移入を体験できる、4）自分の偏見に気づき、登場人物の感覚の広がりを感じることができる、5）登場人物の生活と自分の生活を比較し、両者について俯瞰的に捉える姿勢が養われることである。学生は気づいたことを自由に書く作業を行うことによって、自分の体験を可視化し再構成することになる。このように、自分の気づきを自分で評価することは、学生自身の成長する力を高めることにつながると考える。
雑誌名	淑徳大学短期大学部研究紀要
雑誌名(英)	Shukutoku University Junior College bulletin
巻	58
ページ	15 - 30
発行年	2018-02-26
表示順	5
ISSN	21887438
コンテンツに関連する検索キーワード	『ドキュメンタリー映画と「気づく力」の関係性―ケア専門基礎教育における試みー』長谷川美貴子

WEKO

Language

インデックスツリー

ドキュメンタリー映画と「気づく力」の関係性 : ケア専門基礎教育における試み利用統計を見る

WEKO

Language

インデックスツリー

ドキュメンタリー映画と「気づく力」の関係性 : ケア専門基礎教育における試み 利用統計を見る

ドキュメンタリー映画と「気づく力」の関係性 : ケア専門基礎教育における試み利用統計を見る