@article{oai:shukutoku.repo.nii.ac.jp:00001636, author = {石井, 悠加 and Ishii, Yuka}, journal = {淑徳大学短期大学部研究紀要, Shukutoku University Junior College bulletin}, month = {Oct}, note = {保育者は幼児と「昔話」との出会いにおいて重要な役割を果たす。大学の国語教育は、保育者をめざす学生のために何を提示できるか。周知度の最も高い昔話の一つ「浦島太郎」を一例とすれば、アンケートにて多くの学生が絵を伴った出版物を介して「浦島太郎」に出会ったと回答し、さらに浦島太郎の性格については、相反する印象を併せ持っている。なぜなら本来は幼児向けに作られた物語ではないがために、教訓譚としては不条理な結末を迎えるためである。この矛盾を絵本の表現は統合しようとする。中世には既に絵巻『浦島明神縁起絵』があるが、昭和40年代に登場した「アニメ絵本」が定型化した昔話に新たな劇的要素がもたらすなど、絵が物語の内容に影響を及ぼしている。また2016年に浦島太郎の恋心を歌うCMソングが幅広い人気を博したことも、今後の浦島太郎のイメージの再形成に影響を与えるだろう。幼児が豊かな想像力で絵本を楽しみ、変容し続ける「昔話」に出会う時、保育者は「絵本の外側」について学び考える習慣を持つことで、物語の提示者としての自信を得ることができるだろう。, 16, 研究ノート}, pages = {167--174}, title = {幼児向け昔話の特徴について : 原典との比較}, volume = {57}, year = {2017}, yomi = {イシイ, ユカ} }