@article{oai:shukutoku.repo.nii.ac.jp:00001676, author = {渡部, 治 and Watabe, Osamu}, journal = {淑徳大学人文学部研究論集}, month = {Mar}, note = {亀井勝一郎は昭和9年に第一評論集『転形期の文学』を刊行しているが、これは左翼時代の評論として、亀井のなかではその後封印されることになった。亀井自身は昭和12年刊行の『人間教育』を自己再生の出発の書としている。しかし、亀井自身の主体のなかで『転形期の文学』がいかに否定されようとも、そこにはその後の亀井の批評姿勢を形成してゆくための萌芽がみられるのであり、亀井の思考におけるその内的事情を本稿では検討してみようとする。結論から言えば、亀井のめざしたものは主義や公式で糊塗される人間ではなく、あるがままの人間の発見であるといえる。その葛藤が『転形期の文学』のなかにみられることを明らかにする。, 15, 研究ノート}, pages = {179--190}, title = {亀井勝一郎『転形期の文学』をめぐって}, volume = {3}, year = {2018}, yomi = {ワタベ, オサム} }