@article{oai:shukutoku.repo.nii.ac.jp:00001749, author = {浜野, 兼一 and Hamano, Kenichi}, journal = {淑徳大学短期大学部研究紀要, Shukutoku University Junior College bulletin}, month = {Feb}, note = {本稿では、保育内容に関する史的研究の一環として、愛国婦人会茨城支部の農村託児所事業に着目し、大正期の農村託児所で展開した保育の実状の考察を通して、農村託児所設立の社会的背景や保育の内容の実際を考察した。 本稿の考察内容としては、まず、大正期の保育からみた農村託児所とその設置に係る社会的背景について、保育制度のなかの農村託児所、および愛国婦人会による農村託児所設置の社会的背景の跡付けを行った。次に、保育の内容をかたちづくる側面や設置諸規定からみた保育の内容、農村託児所における保育の内容の展開とその意義について検討した。 以上により、愛国婦人会による農村託児所設置の社会的背景の一端が明らかとなった。また、茨城支部が身体的側面に関する保育の内容に関する考え方として、農村の子育て事情に着眼しその衛生上の生活課題を改善に導く意図を示していた点も確認することができた。一方、教育的側面については、託児所の保育に必要な保育上の配慮や託児所の諸規定において身体面、精神面、休養面といった視点から保育の内容の組み立てを構想しているという点も明らかとなった。さらに、大正14年実施の眞壁郡關本町託兒所の事例の検討から当時の農村託児所の実態の一端が浮かび上がった。, 5, 論文}, pages = {43--56}, title = {大正期における愛国婦人会茨城支部の農村託児所事業の展開と保育の内容に関する史的考察}, volume = {59}, year = {2019}, yomi = {ハマノ, ケンイチ} }