@article{oai:shukutoku.repo.nii.ac.jp:00001839, author = {浜野, 兼一 and HAMANO, Kenichi}, journal = {淑徳大学短期大学部研究紀要, Shukutoku University Junior College bulletin}, month = {Feb}, note = {戦後日本の新制中学校に導入された生徒指導と教科外教育活動について、制度化に向けた教育行政側の構想や教育活動としての位置づけを、占領期の教育改革構想もふまえながら東京都板橋区の新制中学校の教育状況に焦点をあて実態の解明を試みた。 まず、昭和22年5月に11校の中学校を開校した板橋区の状況を事例や当時の社会背景などをふまえて検討した結果、新制中学校発足当時においては中学校としての教育環境をいかに確保するかが最重要課題であった点が浮かび上がった。また、義務就学として学ぶ者とそうでない生徒が混在するという特殊な状況により、生徒を受け入れた学校や教師が適切な指導を求めて試行錯誤する状況が露呈した。 次に、昭和20年代前半における生徒指導と教科外の教育活動に関する教育行政側の構想を中心に整理・分析を行った結果、各校の教育目標と生徒指導の関係性は確認できたものの、昭和20年代前半にあっては生徒指導に関する指針が確立されていなかったことから、生徒指導の概念を明確にはできなかった。教科外の教育活動については名称の固定化はみられず、また教科と教科外の混在や諸活動や行事等が未分化であった点が考察できた。 さらに、板橋区の中学校の事例に着目し、昭和20年代前半の史料による実態の把握を通して検証・分析を行った。これにより、生徒指導については現職教員と補充教員の経験や力量の差異により、教育行政側が示した生徒指導の内容や指導水準に至らないという懸念が考察の結果として表出した。また、教科外の教育活動については開校初年度から各校で積極的な取り組みがなされたが、年度によっては行事や活動の実施に差がみられた点も跡付けられた。, 5, 論文}, pages = {19--34}, title = {新制中学校における生徒指導と教科外教育活動 : 昭和20年代前半の東京都板橋区に着目して}, volume = {61}, year = {2020}, yomi = {ハマノ, ケンイチ} }