@article{oai:shukutoku.repo.nii.ac.jp:00001857, author = {鶴岡, 晃典 and Tsuruoka, Akinori}, journal = {淑徳大学人文学部研究論集}, month = {Mar}, note = {本論文では中世関東の陶磁器、土器の概要、そして中世房総における陶磁器の物流を考察した。中世関東の陶磁器と土器は12世紀に「中世的な食器(土器)様式が完成」(浅野・服部1995)した。12世紀には東海産の製品が搬入されはじめ、また13世紀後葉から14世紀には北関東で在地の貯蔵具や調理具が生産されるが、南関東では生産されない(浅野・服部1995)。しかし、15世紀から「常陸と上総」などで在地の土器が出現する(浅野・服部1995)。このことから、東国でも北関東と南関東(特に東京湾)ではルートの違いから陶磁器、土器の様相が変わることが判明した。また関東に搬入された常滑窯製品と瀬戸窯製品は、関東では特殊器種(貿易陶磁器の模倣等)が多かった。しかし常滑窯は瀬戸窯の影響で甕や片口鉢などが主体に、瀬戸窯は古瀬戸後期から日常製品に変化することが挙げられる。また、常滑製品が15世紀から16世紀にかけて東国では減少するのに対して、千葉では増加することは特徴のひとつである。最後に中世房総における陶磁器・土器の流通では遺跡の性格と各窯の製品の分布から、地域ごと流通の特徴と主流経路について検討した。物流に関しては、流通品は鎌倉からの影響が見られるの、経路は従来から存在した鎌倉街道が中心にあったと推察する。, 4, 論文}, pages = {41--54}, title = {中世房総における陶磁器の物流}, volume = {5}, year = {2020}, yomi = {ツルオカ, アキノリ} }