@article{oai:shukutoku.repo.nii.ac.jp:00002027, author = {加藤, 徹郎 and Kato, Tetsuro}, journal = {淑徳大学人文学部研究論集}, month = {Mar}, note = {本稿は、テレビドラマが史的資料としてどのように位置付けられるのかを考察する試論である。歴史学では通例、客観的な歴史叙述と歴史文学の間に一線が引かれているが、これをメディア論のテクスト分析の立場から視点転換し、創作物であるテレビドラマも史資料として扱いうることを提案している。具体的には、ドラマ『今日から俺は!!』第5話を素材とし、そこに現れる80年代の不良の表象が、どのような歴史的背景をもって描かれているのか考察した。劇中では主人公たちの居住地である千葉と、東京の不良グループとの間に、様々なレベルでの対比が見られるが、その意味を探っていくと80年代初期~中期に不良文化は、名称、容姿、行動様式に至るまでそのスタイルが「ツッパリ」から「ヤンキー」的なものへと変化することが確認できる。従ってこのドラマの深層には、当時の「不良」イメージの構造転換が提示されており、たとえ創作物であっても、史資料として活用しうると結論づけた。, 3, 論文}, pages = {31--43}, title = {テレビドラマにおける若者風俗の社会史的検討 : 『今日から俺は!!』にみる“80年代不良表象”の批評性}, volume = {7}, year = {2022}, yomi = {カトウ, テツロウ} }