@article{oai:shukutoku.repo.nii.ac.jp:00002116, author = {三宅, 俊彦 and Miyake, Toshihiko}, journal = {淑徳大学人文学部研究論集}, month = {Mar}, note = {本稿は、東京都葛飾区の個人住宅にて、旧宅取り壊しの際に神棚より発見された近代貨幣について行った調査および初歩的な分析の報告である。近代貨幣は神棚に安置された大黒天と恵比須(木彫)を祀る小型の社の中から617枚、銅製の恵比須人形型貯金箱から48枚発見された。近代貨幣の年代は20世紀前半である。 本資料は神棚に納めた「賽銭」という点に特徴があり、当時通用していた貨幣の中から少額貨幣を選んでいる。また恵比須人形型貯金箱には、小型50銭黄銅貨を重点的に投入しているなど、個人の意図を感じさせるもの状況も看取できた。一方で、一種類(同一額面)の貨幣については無作為に選ばれている。その点については、数量の多い3種類の貨幣を抜き出し、その比率と発行量の関係を分析したところ、両者がよく一致することから裏付けることができた。 本資料のような近代貨幣についての考古学的手法による調査は類例が乏しく、その点から今回の調査は先駆けとなる試みと言える。, 12, 研究ノート}, pages = {151--168}, title = {葛飾区個人宅所蔵の近代貨幣の調査}, volume = {8}, year = {2023}, yomi = {ミヤケ, トシヒコ} }