@article{oai:shukutoku.repo.nii.ac.jp:00000677, author = {長谷川, 美貴子 and HASEGAWA, Mikiko}, journal = {淑徳短期大学研究紀要, Bulletin of Junior College of Shukutoku}, month = {Feb}, note = {最近の健康ブームを俯瞰すると、「健康」に絶対的価値を見いだすことは「健康」を目的化させてしまい、結果的に健康情報に振り回されやすくなる傾向を生じさせている。そうした状況の内実を説明していくために、私たちが「健康」をどのように捉えているのかを「観察」概念を用いて明らかにしていく。そのことによって、以下のような仮説が提示される。健康に対する日常的な認識において、「真か偽か」のどちらか一方でしかないと仮定する二値論理的思考を適用することは、硬直的なリアリティ認識に囚われるきっかけをつくる。その結果、健康不安を取り除こうと志向すればするほど、健康不安が助長されてしまうといったパラドクス的状況に陥る可能性を孕んでいる。さらに、現代における健康観の特徴を顕著に提示することを企図し、前近代の健康観「養生思想」と対比することによって、現状否定的で欲望を無限化させた健康観という特徴が見いだされる。さらに、こうしたパラドクスの循環から一時的にせよ脱却するためには、自分が行った観察の観点について自己観察(再帰)することが必要である点を強調していく。, 9, KJ00004700644}, pages = {61--79}, title = {現代社会における健康観の特徴}, volume = {46}, year = {2007}, yomi = {ハセガワ, ミキコ} }