@article{oai:shukutoku.repo.nii.ac.jp:00000977, author = {田中, 洋平 and Tanaka, Yohei}, journal = {淑徳大学人文学部研究論集}, month = {Mar}, note = {本論では、近世常陸国の天台宗寺院に焦点を当てて、特に無住化した寺院の資産管理について論じた。これまでの研究史では、村落史研究の立場から寺院資産と村、あるいは村民との関わり方についての論考が蓄積されており、そこでは住持が勝手に寺院資産を処分することができず、村や村民、檀家などによって制約されていたことが明らかにされている。本論ではこうした研究成果を踏まえたうえで、そこに当該寺院の本寺、あるいは田舎本寺の意向も視野に含める必要性を指摘し、寺院の資産管理をめぐる住持・村方・本寺の三者の動向についてその実態を描出した。そこでは、寺院資産の管理・処分については、従来指摘されてきたとおり、住持に優越して村方がその権限を保持している様子を看取するとともに、当該寺院の資産をめぐる村方と本寺との関係においては、本寺が最終的な処分の決定権を有していることを論証した。, 7, 論文}, pages = {64--80}, title = {近世北関東農村における寺院資産の管理}, volume = {1}, year = {2016}, yomi = {タナカ, ヨウヘイ} }